『解法』と『理解』、そして質問

面白い記事を見つけました。

 

大学生が「%」を分からない日本の絶望的な現実

https://toyokeizai.net/articles/-/278180

 

 

割合を理解できない小中学生が増えている、というのは実感するのですが、

大学生になっても割合をできない人が増えている、とのことです。

その原因として、マーク式試験の増加による、

『理解』より『解答』を重視する学習観の増長が挙げられています。

 

割合を理解する場合、小学校では、

「比べる量」「もとにする量」「割合」の関係を理解し、

「比べる量」÷「もとにする量」=「割合」

「もとにする量」×「割合」=「比べる量」

「比べる量」÷「割合」=「もとにする量」

のどれかの式を選択し、目的の数値を求めていきます。

その際、割合の入門用ツールとして、

 

 

 

 

 

 

こういった「くもわの図」を使うことと思います。

この「くもわの図」を、先述の3つの関係を何も考えずに用いて答えを出そうとすることが、

いわば『理解』より『解答』を導き出そうとする行為である、と言われていますね。

 

その結果、『くもわの図』を用いずに考える日常的な場面や、

何が「くもわ」に相当するのか、分からない場面では、

全くもって正しい解答に辿り着くことができなくなる、ということですね。

 

そういった、いわば「算数・数学嫌い」になる原因として、

『何が分からないのか、分からない』という、理解不能状態に陥ってしまうから、とあります。

塾通っても、何が分からないか分からないから、質問のしようもない、と。

 

 

ふーむ。

この辺りは我々もしっかりと考えねばならない問題ですね。

我々、学習塾の役目としては、

『何が分からないのか分からない』という根本理解への質問でも心おきなくできる

環境、指導技術、そして生徒との関係を用意することが重要になるでしょう。

 

ちなみに。

夢盟塾では、こんな質問が割と多いです。

 

「この辺の時代の流れ、全然分からないので解説してください!」

「この部分ちょっと何言ってるか分かんないので、教えてください!」

 

ね?全然具体的じゃないでしょ?

それでもいいんです。

何が分からないのか、分からないことをオープンにできる。

そうやって足掛かりを得ることで、少しでも問題に取り掛かることができる。

そこから湧いて出た具体的な問題への質問を、またぶつける。

その繰り返しによって、理解の上で問題解決ができる、立派な受験生へと成長するのですから。

 

具体的な問題の解法に対する質問も、

根本的な知識・理解に対する質問も、

その両方を受け止め、納得してもらう。

これができるか否か。

これからの学習塾の存在意義として、問われそうですね。

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